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2019年3月17日

​ピアノは脳の発達を促す!|ピアノと脳

​  多くの脳科学者は幼少期にピアノを習うことを進めています。2015年のフジテレビの「バイキング」という番組で、協力した 11人の脳科学者に「12歳まで習わせるべき習い事は?」 という質問に対し、全員がピアノを推薦したそうです。

 ピアノは体を総合的に使う事、体の末端である指先のコントロールが必要である事、両手を同時に使う事から他の習い事と比べ、脳の発達を促しやすいという特性を持っているから、脳科学者達は勧めるのだと思います。

​脳から考えるピアノを弾く利点

①体を動かす事、頭で考える事、両方を一緒に行うため、 脳全体鍛えます。

 

②両手を同時に使うため、右脳、左脳をバラバラに刺激し、複数の事を同時に平行して実行する力を鍛えられます。

 

③自分で決めた目標(曲)に向かって、日々努力するため、 主体的な思考力(Hyper-Quotient)を鍛えることができます。

④定期的に暗譜(楽譜を見ないで弾く)を行うため、記憶力の向上 がはかれます。

​具体的には、私が大学院で行った研究から2点に絞ってご説明いたします。

①「脳は使えば使うほど良くなる?」なんて事を耳にした事はありませんか?

 実はその通りです。人が物を考えたり、体を動かす時、大脳を使いますが、大脳は右脳、左脳に別れ、どちらにも4つの領域が存在しています。各領域に違う役割が与えられ、聴く、見る、話す、考える、というように分けられています。

 さらに各領域に無数の神経(通り道)が存在し、信号を送りあっています。そのため、ある領域において信号のやりとりを沢山行うと、必要性を感じた脳は自動で神経を増やしてくれます。神経が増えれば、信号をより沢山やりとりできるので、脳の回転が早くなるという仕組みです。

②ピアノは脳の複数領域を使用する。

 ピアノを弾く事は、両手を使うため、右脳、左脳の両方を刺激します。さらに指を動かす事だけでなく、聴く事、見る事、考える事、歌う事が必要なため、複数の領域を同時に、かつバラバラに使うこととなります​。

 これほど沢山の領域を使う事は、非常に珍しいのではないでしょうか?また日々楽しく行える事もポイントです。

 

①と②を合わせて考えると非常に脳にとって良い事がわかりますね!

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